@article{oai:nagano.repo.nii.ac.jp:00000343, author = {井原, 久光}, issue = {3}, journal = {長野大学紀要, BULLETIN OF NAGANO UNIVERSITY}, month = {Dec}, note = {application/pdf, 現代社会を産業の変遷と人間疎外の観点から整理した上で、アメリカの起業家精神のルーツについて論じた。産業革命により生活包括集団としてのコミュニティが崩壊し人間疎外が問題になっているが、情報化の進展(第三次産業への移行)により、現代人は組織からも切り離されつつある。孤立する現代人という観点に立てば、起業家精神のもつ意味は再検討に値する。本論では、アメリカの起業家精神が、ギャンブル精神ではなく、Puritanismと建国の精神と結びついていることを中西部のsmall townにおける生活実感から事例をあげて触れている。そこにみられる起業家精神では「経済的自立と精神的自律」がうまく調和して、アメリカのPuritanismや民主主義のもつ「拡張主義と孤立主義」が微妙なかたちでバランスしている。日本で起業家精神は育たないという異文化論もあるが、それではベンチャー支援は無駄という結論に達する。それはベンチャーのもたらす経済効果だけが問題となる経済論だけで議論されているからである。日本人は明治以来、アメリカ資本主義の表面的な経営技術だけを学んできたが、起業家精神は経営技術論では理解できないものを含んでいる。}, pages = {33--54}, title = {アメリカの起業家精神 : そのルーツを考える}, volume = {21}, year = {1999} }