@article{oai:nagano.repo.nii.ac.jp:00000136, author = {ビラール, イリヤス}, issue = {1}, journal = {長野大学紀要, Bulletin of Nagano University}, month = {Jun}, note = {ご周知のように、デジタル化社会の劇的な進化によって学習環境が変わってきている。その変化が学習者層にもはっきりと現れ、普通の授業だけでは満足しない現象も学習者の中で起こっている。学習者のこのような要望に答え、時代に相応しい教育システムの研究開発が必要不可欠である。学習者の間に起こっているこのような現象をいち早くサーチし、それを解決し、学習者が満足する学習環境を作り上げるのが我々教育者の義務である。そのため、私は長年にわたりコンピュータ支援の語学教育システム、具体的には中国語教育システム、の研究開発を行い、その研究成果を教育現場に導入し、一定の成果をあげてきた。そこで、今までの研究成果や教育現場で得た経験を踏まえて、教育効果を更に効率的にするための所見を論文としてこの紙面にまとめることにしたい。この論文の目的は、デジタル化社会によって変わりつつある社会環境や学習環境の中で、いかにして学習者に充実した学習教材を提供し、学習者の学習意欲を高め、教育を効率化できるかということである。勿論、これはすぐに完全に解決できる問題ではなく、社会の制度や科学技術の発展に合わせて模索し続ける教育界の永遠の課題でもある。この論文では、まず、教育の時代性や社会環境の変化などについて簡単にまとめる。第二節では、ITがもたらした大学教育環境の変貌の現状を分析し、語学教育にコンピュータを導入することの必然性を明確にする。第三節では、コンピュータを用いる語学教育の歴史および今後の展望について論じる。第四節では、長野大学の中国語CALL (Computer Assisted Language Learning)教材システムを例に挙げながら、コンピュータ支援語学教育システムのメリットを簡単に紹介する。第五節では、CALL教材システムに現存する諸問題点およびその改善策に関する所見を論じる。最後に、コンピュータを用いる教育システムのあるべき姿およびそのシステムをどのように活用すべきかなど、効果的なCALL教育システムの構築と運営に関する見解を述べる。結論的に言えば、今日の大学教育環境の下では、コンピュータ支援教育システムの導入が必要不可欠であることを明確にさせ、インターネットをベースにしたより効果的なCALL教育システムがどうあるべきかを提案することがこの論文の目的である。}, pages = {47--57}, title = {時代に合った語学教育システムの開発および導入の必要性について}, volume = {30}, year = {2008} }